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石岡_2021.8.20

事業概要 Business Overview

アジャイルエナジーXは、変動性の再生可能エネルギー等を分散コンピューティングシステムを含む可搬型の分散エネルギーリソース設備に利用するというスキームを構築し、再エネ発電量に呼応すべく電力需要を柔軟に創出いたします。

これにより、これまで余剰として発電抑制されていた電力の有効活用を実現します。また、事業採算性の問題で未利用となっている地域の再エネを含むクリーンエネルギー資源を追加的に掘り起こし、電力の地産地消を促進することも目指します。

分散コンピューティングは、離れた地点に分散設置された複数のコンピューターをネットワークでつなぎ、複雑な計算タスクを細切れに実行可能なことから、余剰電力が発生する時間および空間に合わせてコンピューターを稼働させることで、需要を柔軟に創出・抑制可能です。

また、分散コンピューティングの中でも特に仮想通貨マイニングは、直接の顧客がいないという特異な事業形態であるために、計算の開始・停止を自由に制御可能であることから、需要創出の柔軟性が極めて高いという特長があります。さらに、大容量の通信回線が不要であることや、空調設備等の付帯設備は簡素なものしか必要としない等、設置の柔軟性も高いこともメリットです。

一方、世界規模での仮想通貨マイニングの拡大による電力消費と環境負荷の増大を指摘する声もあります。

アジャイルエナジーXでは、電力を大量に消費するコンピューターの特性を逆手に取って調整手法の高度化を図り、再生可能エネルギーの導入量増加に伴う系統制約を解消することで、カーボンニュートラルを促進する事業を展開してまいります。

事業スキーム

Business Model

会社概要

会社情報

About Us

会社名

株式会社アジャイルエナジーX
Agile Energy X, Inc.

資本金・出資比率

3 億 5,000 万円(資本準備金含む)
東京電力パワーグリッド株式会社:100%

事業内容

未利用再生可能エネルギーを含むクリーンエネルギー資源の有効活用および電力系統の最適化に資する、電力需給・系統混雑状況に応じて機敏かつ柔軟に設置・運用可能な分散エネルギーリソース設備(コンテナ型分散コンピューティング装置およびブロックチェーン技術に立脚した仮想通貨マイニング装置等)を用いた、電力のデジタル価値への転換、ならびに関連する先進的なソリューションの企画、調査、研究、開発、制作、運用、保守、販売、コンサルティング等

代表者

代表取締役社長 立岩 健二

【略歴】
1994年:京都大学工学部原子核工学科卒業
1996年:京都大学工学研究科エネルギー応用工学専攻修了
1996年~:東京電力株式会社入社。新型原子炉の安全設計等に従事
2000年初頭:米国エネルギー企業「黒船」エンロンの国内電力市場への参入により業界に衝撃が走ったことをきっかけに、日本のエネルギー基盤を支えられる「技術のわかる経営者」となるべくMBA取得を目指す
2004年:スタンフォード大学MBA取得
~2011年:日本の電力会社初となる海外原子力事業への出資参画を主導
2011年~:福島第一原子力発電所事故対応に関する国際業務等に従事
2018年~:エネルギー産業のイノベーションを通じて福島復興への責任を貫徹する方策を模索する中、分散コンピューティング技術を活用した革新的な事業を構想
2022年:株式会社アジャイルエナジーX設立
【保有資格等】
原子炉主任技術者
技術士(原子力・放射線)
英検1級

本社所在地

東京都港区港南2-16-5
NBF品川タワー5階